中東京幹線増強巡視(西毛長瀞区間1)
群馬県と埼玉県のニ県を跨いで現在、中東京幹線の増強工事が行なわれています。
工事件名(看板より)
275KV中東京幹線一部増強工事
(鉄塔は建替で新鉄塔は500KVへの改造対応規格です)
工事区間
中東京幹線295号(西毛変電所)から326号(児玉線接続)間のこう長11,7Km(8,4Kmは埼玉県 3,3Kmは群馬県)
通過区間
群馬県藤岡市〜埼玉県児玉郡神川町〜児玉郡児玉町〜(陣見山の北西通過)〜秩父郡長瀞町の4市町
増強若番側の西毛変電所です。
右が中東京幹線の山線で増強鉄塔は鉄構の中央です。
鉄塔は電線を外した中東京幹線296号で、左には解体中の中東京幹線297号が見えます。
中東京幹線298号で基礎工事中(クレーン)です。
66KV4回線の上部越えをしていたため、現場は2回線鉄塔になっています。
(左)中東京幹線298号のモノレール基地(シートが被せてあり、左がレールです)
(右)中東京幹線299号の索道です。
中東京幹線307号(手前)306号(奥)です。
平地部はまだ旧鉄塔がいくつか残っていました。
平地の中東京幹線の工事用地で、鉄塔が無いためブルーシートが目印!?です。
中東京幹線308号で国道の横断箇所なので高い鉄塔です。
山間部では新鉄塔の組み立てが進んでいました。
新しい中東京幹線(号数不明)で旋回式クレーンが使われています。
思ったよりテーパーがなく、細い鉄塔ですが500KV対応構造です。
中東京幹線318号で下部が電線の巻取場でした。
低いイメージの中東京幹線ですが、電線やがいしが無いと大きく見えます。
この鉄塔より老番側は山岳部になり、現在は基礎工事が行なわれています。
(間瀬湖をかすめ陣見山の北西側を通過しています)
山岳部越えた老番側の中東京幹線326号(左)と児玉線(右)です。
この次の鉄塔で(中東京幹線325号)児玉線と接続しており、増強区間はここまでです。
老番側の中東京幹線326号で赤い帽子が目立ちます。
中東京幹線325号の基礎部です。
新しい基礎(ブルーシートで養生)が完成しています。
左(手前は溶断されています)には旧鉄塔の基礎アングルが残っています。
接続待ちの児玉線で昇降リフターがついていました。
中東京幹線326号です。
325号が新しく高くなるので、上部鋼材や斜材を取替え耐張鉄塔に改造してのでしょう。
中東京幹線増強工事は、ほぼ全鉄塔を建替えるために新設工事と何ら変わりません。
現場を歩き・・水田に鉄板を敷き、仮伐採し整地、弱い道路や林道を補強し仮設を築く・・
鉄塔本体工事の前後の付加工事がいかに多いか気がつきました・・
一部で関係者の方に許可を頂き、工事区域内で撮影しています。
多忙のなか対応して頂き、ありがとうございました。
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