選ばれた鉄塔
北多摩線の下段に併架された66KV吉武線10号鉄塔です。
吉武線10号は西武(鉄道)池袋線の保谷変電所に受電する鉄塔です。
66KV級の鉄塔にしては大型の鉄塔を使用しています。
現在の吉武線10号は北多摩線116号〜118号鉄塔間の割入鉄塔となっています。
併架する北多摩線は昭和50年代前半から10年がかりで、3ブロックに分けて全線の増強を行っており、
10号は増強前の北多摩線117号鉄塔にあたり、下部をそのまま流用していることから大型鉄塔になっています。
北多摩線116号鉄塔です。
高塔ですが住宅に囲まれ鉄塔敷は狭いです。
北多摩線118号鉄塔です。
このブロックの北多摩線は最終の増強だったので、初期増強の鉄塔とは形が異なっています。
吉武線10号は西武池袋線の軌道に隣接しています。
手前の鋼管ビームは電車の架線用です。
変電機器はコンパクトのガス化をしていますが、ケーブルヘッドの上部には鉄構に囲まれた断路器(しゃ断器)が設置されています。
10号鉄塔は・・
工事時も区間分断出来ない(常時片側充電)、鉄塔が軌道や変電機器に隣接等の重要々件と、、
対象的に比較的広い敷地(老、若番と対比)が確保されていることから、上部を解体して流用したのでしょう。
(・・近年の北多摩線・・全61基・・(64号隣接の63の2号と欠番5基除く)・・)
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