狭V字鉄塔
猪苗代新幹線722号鉄塔です。
722号は猪新建設当時(大正15年)からの原型鉄塔です。
猪苗代新幹線722号は老番側の723号との間で河川横断(茨城県と埼玉県の境界)をしており
径間長であることから塔高に設計されたものと思われます。
鉄塔敷と基礎部です。
高さは50Mほどで現在の鉄塔からすると、それほど高くありませんが当時の猪新の鉄塔が
30M未満だったことを考えると、とても高い鉄塔に見えたでしょうね。
本当の初期のがいし連装置は不明ですが、この鉄塔では他に
見られない狭V字吊(北多摩線系統では類似)装柱をしています。
狭V字吊がいし装置ですが、外側のがいし連は懸垂になっていますね。
老番側の猪苗代新幹線723号鉄塔です。
722号と同型の鉄塔です。
他線路では見かけない四角のアークホーンが装柱されています。
若番側の猪苗代新幹線716号鉄塔(手前)です。
722号前後の猪新は地上高対策で原型鉄塔を嵩上げ改造しています。
猪苗代新幹線721号鉄塔です。
撚架鉄塔も嵩上げ(懸垂を嵩上げして撚架装柱にした、が正解かな・・)です。
老番側の猪苗代新幹線725号鉄塔です。
嵩上げ改造済です。
猪新722号はがいし装置が特殊装柱ですが、塔体構造も特殊です。
塔体設計も大正時代のことですから多大なる苦労があったのでょう。
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