歴史ある幹線鉄塔

154KV 北多摩線

1940年(昭和15年)従来の群馬幹線の片山開閉所(現在の武蔵野変電所)から

川崎変電所の区間を建替誕生した線路です。

(詳しくは〜歴史鉄塔研究所〜の群馬幹線をご覧下さい。)

その後

武蔵野変電所から千歳変電所の間は北多摩線(千歳開閉所・・昭和10代前半運開)

千歳変電所から南武変電所の間は川世線(南武変電所・・昭和30年代前半運開)

南武変電所から川崎変電所の間は南武線と線路名分割され、現在に至っています。

北多摩線64号 建替中(昭和54年撮影)

64号は中央高速から良く見えます。(下り烏山トンネル先です)

北多摩線64号 建替前(昭和53年撮影)

左の鉄塔は今は無き63の1号鉄塔(昭和45年建設)

川世線63号鉄塔は当時のままです。(平成16年建替られました)

千歳変電所へのケーブル引き込み改造がなされています。

神奈川に渡る川世線の多摩川横断鉄塔は57mもあります。

現在の3線路共に下段66KVを共架していますが、この多摩川横断区間のみ別ルートです。

3線路建設当時はこの下段66KV線路は無く、昭和29年頃に増設されました。

この増設に伴い歴史的な遺産!?が現代に語り掛けています。

独立した下段66KV線路の千南線”特8号”鉄塔です。

この鉄塔には、レンガ造り基礎が採用されています。

このレンガ基礎こそ、初代群馬幹線の基礎の流用です。

実際親?の川世線が横にそれていて、子?の千南線が従来線路の直線上になっています。

少し誇らしげな”特号”鉄塔


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