台風21号による送電鉄塔倒壊について(速報)

14年10月2日PM12:00現在

14年10月3日(新たな判明部分追記)

事故概要

 14年10月1日午後9時半頃 茨城県潮来市延方及び鹿嶋市鰐川地内において、台風により

送電鉄塔7基が倒壊し2基が折損したもの

送電線概要

 送電線は275KV香取線(2回線線路)と66KV湖南線(4回線線路)275KV鹿島線で、このうち

送電鉄塔7基(香取線6基、湖南線1基)が倒壊、2基(香取線、湖南線各1基)が折損したもの

鹿島線については一部が倒壊の影響で混触したが、10月2日未明には再送電を開始した模様

倒壊現場で見たものは・・

倒壊した香取線は4導体の超高圧送電線

割れて散らばった碍子の破片と、でっかいウエイトが何故か印象的でした

倒壊した香取線と湖南線の鉄塔(後方) (画像を明るく加工しています)

湖南線もこの先で倒壊しているので、充電されていません

水郷有料道路上に垂れ下がる電線(矢印)の撤去準備中

東電各支店の特殊対策車と各地の電工さんが多数集結しています

無事だった耐張鉄塔から被災方向に垂れ下がる電線(画像を明るく加工しています)

倒壊現場は信号機や街路灯など全てが消えた闇の中で、

僅かな月明りと車のライトには、根元が折れ傾く配電柱や倒れた自販機が・・

台風一過の爪跡はあまりにも大きかったようです

平成14年10月2日未明  潮来市及び鹿嶋市にて  作成及び撮影は作者

香取線他送電鉄塔倒壊その後の現場1 仮鉄塔完成(平成14年11月25日)

香取線他送電鉄塔倒壊その後の現場2 新鉄塔完成(平成15年5月27日)


注意

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