若老増強工事

154KV4回線の野川線(老番側)で建替増強工事が行われています。

野川線12号14号の鉄塔2基の建替です。

野川線12号鉄塔です。

既設鉄塔の外側には、すでに包み込み工法により新鉄塔が一部組み上がっています。

紅白鉄塔なので60m超えの高塔なのでしょう。

電線から、がいし装置を外すための緊線作業中です。

高台にある大広又大鉄塔の野川線13号鉄塔です。

13号〜14号鉄塔間では自動車道(第三京浜道路)を横断しているので、13号鉄塔は大変目立つ鉄塔です。

野川線14号鉄塔です。

14号鉄塔もすでに包み込み工法により下部に新鉄塔が組み上がっていました。

14号鉄塔では腕金の改造(交換)が行なわれています。

建替増強中なのに何故腕金を・・と思いましたが・・

鉄塔左側に赤旗が・・腕金の謎が判明しました・・

野川線は現在も2回線(左の上下相)が運転中なのです。

今回の工事で右側回線の腕金を外側に伸ばして、鉄塔から電線を離隔します。

そこで今度は左側回線を停止して、腕金改造した右側で運転します。

そして包み込み工法により下部の新鉄塔を組み上げていきます。

線路運転中で包み込み工法が出来ないので、このような改造をしていたのですね。

 

緊線作業でウエイトが横になって・・

線路下部の配電線には防護管が取付けてあります・・ロングスパンなので凄い弛み!

しかし完全な鉄塔建替の時ぐらい全停止で・・無理なので片側停止で対応しているわけですが・・

鉄塔建替、片側活線、高塔のロングスパン、高速道路の横断、高所作業、回線切替・・

どれだけ沢山の工程監理をした(する)のでしょうか・・

考えただけでも気が遠くなりそうです(ここで心配することでもないか)

無事に竣工し運開することを願って・・


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