シンボルと共に

川崎火力発電所と66KV千鳥町線3号鉄塔です。

昭和36年7月運開の川崎火力発電所は現在、老朽化に伴い建て替え工事中で

そのシンボルでもある紅白煙突も間もなく姿を消してしまいます。

発電所の運開に合わせ昭和35年9月に建設された千鳥町線は発電所から約1,5Km北に

位置する塩浜変電所までを鉄塔16基で結んでいます。

千鳥町線3号耐張鉄塔です。

千鳥町線(上部2回線)鉄塔には塩浜東線(下部2回線)も併架されています。

千鳥町線8号耐張鉄塔です。

千鳥町線4〜7号鉄塔はこちらをご覧下さい。

千鳥町線8号鉄塔からは回線が分岐しています。

千鳥町線9号矩形耐張鉄塔です。

塔体横に昇塔梯子が装柱されています。

千鳥町線10号耐張鉄塔です。

川崎火力の煙突をバックに・・千鳥町線からは多数の工場への受電分岐が出ていました。

工業地帯の重塩害地区なので、がいし装置も連結数が多いです。

千鳥町線11号耐張鉄塔です。

安定した系統のために一部の鉄塔にはJP装置が装柱してありました。

千鳥町線12号矩形耐張鉄塔です。

貨物軌道と共に進む千鳥町線では一部が軌道横で矩形鉄塔になっています。

千鳥町線13号耐張鉄塔です。

66KV級の鉄塔でも旧設計なので、各相の腕金や間隔も最新の鉄塔とは異なっています。

千鳥町線14号鉄塔はこちらをご覧下さい。

千鳥町線15号耐張鉄塔です。

千鳥町線、塩浜東線共に電線は銅線を使用しています・・個人的に緑青ていいです・・

下部の鉄塔番号では塩浜東線16号となっている千鳥町線16号耐張(門型)鉄塔です。

ちなみに併架の塩浜東線は回線番号色札が”30”となっています。

1〜8の回線番号は見たことがありますが二桁とは大変珍しいですね。

千鳥町線が至る塩浜変電所です。

塩浜南線(左)と塩浜北線(右)に挟まれ終着する千鳥町線(中央)です。


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