東北電力の鉄塔29
相間対策鉄塔
盛岡市内の66KV太田線13号鉄塔です。
がいし装置が小さく、電線のみのように見えますが・・
上部をよく見ると、がいし装置が小さいのではなく
鉄塔が普通の66KV級より大型で、上下腕金の間隔も広くなっています・・何故でしょう・・
実は、この鉄塔で河川横断しているのです。
河川横断側(左)にはツリー型バンパーが装柱されていました。
対岸の太田線12号鉄塔です。
河川横断には長径間を要すので、電線のスリートジャンプやギャロッピングの
対策として腕金の間隔を開け、各相間のトリップ(短絡)事故を防止をしているのでしょう。
スリートジャンプ
電線に着雪した雪が落ちる反動で、大きく電線が跳ねる現象です。
ギャロッピング
着雪した雪の重みにより電線が(風で)振子のように揺れる現象です。
対策として「難着雪リング」(電線の着雪を防止するリング)
「捻れ防止ダンパー」(線間に取付けて電線の捻れを防止する錘)
「相間スペーサー」(線間で各相間を繋ぐ、がいし、有機がいし)などがあります。
太田線14号鉄塔です。
こちらは標準型の鉄塔でした。
片回線には避雷装置が装柱されています。
地中線分岐装柱の太田線15号鉄塔です。
近年、隣接して大型ショッピングセンターが出来たために増強した鉄塔です。
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