送電鉄塔なんでも事典9
保安レール
昭和50年代初めから装柱が標準化された転落防止器具(ガイドレール)です。
レールに”昇降器という器具を付け胴綱を結び”昇ると上がる分には器具もついて来ますが、
急激に下がるとシートベルトのようにストップが掛かり転落を防止します。
鉄塔工事ではレールの代わりに、ロープが使われることもあります。
写真の右はショックアブソーバ(衝撃緩衝用)付きの移動ロープです。
キーロックで作業する電工さん
平成に入ると”昇降器という器具を付け胴綱を結び”の「結び」の部分が新開発された
キーロック方式に変更になり、現在の鉄塔作業の主流になっています。
キーロック方式
簡単に説明すると、塔上では如何なる場合でも安全帯が垂直ロープ(鉄塔下部から頂部まで)か
移動ロープ(垂直ロープ外や横移動)に繋がれた状態を保ち、それを外すには専用のマスターキーが必要で
そのキーは地上の管理者が管理するというものです(キーロックは安全帯大手の藤井電工製)
ガイドレール
左 ガイドレール 右 エスコートレール(同等品)
昇塔、作業時の墜落を防止します。
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