送電鉄塔なんでも事典1

回線表示札

標準的な送電線はひとつの線路でふたつの回線が構成されています。

線路名が中東京幹線でも正確には中東京幹線1号線、2号線と呼称されます。

275KV級の電源環状線(東京南線等)では多回線々路であるために、そのような線路では1〜4号線と呼称しています。

(南線は超高圧構成上、すべての併架が難しく南線1、2号線と3、4号線と別線路運用、154KV級には同線名多回線の併架があります)

各回線表示は鉄塔上部と下部に記し上部(電線近接)は回線識別上、カラー札となっています。

電線近接のカラー札は上部回線表示札です。

写真は1号線が橙色で2号線が緑色の組み合わせです。

回線ごとに色わけして回線識別性を高めています(下記色表参照)

1号線
2号線

実際の鉄塔の上部回線表示で確認したカラーの組み合わせです。

カラーは9色が使われています(確認分)

鉄塔下部の下部回線表示札です。

鉄塔により線路名の記された下部回線表示札もあります。

複雑な回線構成で識別を容易にするように、腕金にも記された上部回線表示です。


回線番号色札

正式には上部回線表示札といいます。

腕金付近に付けられた回線標示のカラーの札。

写真は赤と黒の組み合わせです。

1号線

                 

2号線

                 

確認した色の組み合わせです。

下部回線表示札

鉄塔の下の部分に付けられた回線表示札です。


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