上越幹線編44−1
東埼玉線7ー1
東埼玉線104号〜106号間の増強工事が始まりました。
若番、老番側の増強が進み原型鉄塔の残っている区間です。
東埼玉線104号です。
原型の耐張鉄塔ですが、近年(25年2月)大幅に斜材と結合プレートを増やした鉄塔です。
前後の鉄塔の先行増強対策かと思いましたがその後、前後の鉄塔もそのままで同じタイプの105号鉄塔が
補強されていないことから104号鉄塔のみの構造補強のようです。
既に新鉄塔の基礎部(アングル主脚)は完成しています。
この日は新鉄塔の組立に伴い電線に防護管をかけています。
東埼玉線105号です。
比べると104号鉄塔の構造補強のほどがわかります。
下相は緊線解体が終了して電線が引き抜き用の吊金車に通してあります。
電線は歴史を感じさせる緑青の銅線でジャンパー線も作り込みの電線1本ものです。
東埼玉線103号です。
103号〜104号間は比較的スパンが短いので増強で欠番になるかと思いましたが
102号鉄塔がそのままなので次回の対象(増強の)なのでしょう。
若番側に電線のズレ防止が施されています。
新104号との高低差が生じることから耐張化か懸垂ウエイトが装柱されるでしょう。
東埼玉線106号(右107号)です。
嵩上げ耐張化鉄塔の106号の老番側には電線を仮留めする鉄柱が建っています。
107号鉄塔から老番側はアルミ線が使用されているので、107号鉄塔までの電線を張替
(銅線からアルミ線)するのでしょう。
この区間は増強後に4回線設計鉄塔になるので2回線の107号鉄塔が気になります。
がいし装置1連の原型耐張鉄塔・・隣は原型の懸垂鉄塔・・立派な産業遺産です。
低い古い鉄塔もラインマンが昇るとその大きさが解ります。
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