禁断の増強2

荒川河川横断の京北線91〜93号の増強工事は、新鉄塔への移線が終了し終盤となりました。

京北線91号鉄塔です。

91号鉄塔は耐張鉄塔となり、塔高は72m(ラーメン基礎含む)です。

京北線91号の脇の鉄道高架の架線には保護管が掛けられています。

旧91号は腕金が外されヤグラと化していました・・

京北線92号鉄塔です。

92号鉄塔は遭えなく飛ばされ上部が既に解体されています。

これにより91号〜93号間は500KV級の500mを越えるロング径間(154KV級の標準は300m位)となりました。

解体される92号の位置には有機がいし製の相間スペーサーが装柱されていました。

スペーサーの右側の電線が一部輝いていますが、92号の懸垂がいし装置の支持位置(アーマーロット跡)でしょう。

比較的最近にこの区間は吊金工法で電線を張替えているので、そのまま移線(架空地線は条数が変わるので張替)しているのでしょう。

なお、92号と電線の跡がズレているのは鉄塔位置変更で電線の通過位置が変わったためです。

京北線93号鉄塔です。

93号鉄塔は91号鉄塔より若干高く77mでした。

ラーメン基礎上部には航空障害灯の制御盤が鎮座しています・・

鉄塔の右側にはソーラーパネルが装柱されていますが、障害灯用のパネルと思われます。

基礎部(12mもある基礎高なので)の梯子から鉄塔主脚にそのまま、ガイドレールが繋がっています。

若番側と同じで下部には増架腕金が装柱されています。

身軽になった93号鉄塔・・です。

京北線92号鉄塔より若番側を望む。

紅白鉄塔に挟まれた隣の90号鉄塔の周りは、桜の木が沢山あり送電櫻が楽しめます・・

昭和5年10月建設の35mの鉄塔・・おつかれさまでした・・


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