四国電力の鉄塔3

栗林線

高松市内の66KV栗林線です。

栗林線の老番側で腕金を改造した変った鉄塔がありました。

未改造の原型鉄塔、栗林線59号です。

栗林線は次の60号鉄塔で変電所に至る昭和42年4月建設の線路です。

栗林線58号改造鉄塔です。

腕金の斜材を下向きにした構造です。

栗林線56号〜58号の3基の鉄塔では、以前がいし製アームを使用した電線支持装柱となっていました。

最近になり、がいし製アームを撤去して鋼材の腕金に改造を施しています。

 

(左)がいしアーム装柱時(※)の栗林線です。

(右)鋼材腕金に改造した現在のものです。

(左)がいしアーム装柱の写真は今回、栗林線撮影時に近所に住む四電OBの方が偶然通りかかり

その経緯を教えて下さり、その上、がいしアーム装柱の写真も複写させて頂きました。

ありがとうございました。

鉄塔ポストにはがいしアームの取付跡が残ります。

楔型耐張クランプで留められた新しい電線です。

では何故、がいしアームは撤去されてしまったのでしょうか?

答えは・・新しい楔型・・です。

栗林線では同区間を含む、かなり長い区間で電線が新しくなって輝いていました。

そのことから、がいしアーム装柱区間の鉄塔は電線張替に伴う強度的な問題からがいし製アーム撤去の

鋼材腕金化増強を行ったのではないでしょうか?

栗林線57号鉄塔です。

JP支持がいしは離隔の関係から外側に斜め装柱です。

栗林線57号鉄塔です。

電線張替と同時工事をしたのでしょう・・鉄塔敷のコンクリや柵も新しくなっていました。

架空地線にはツリー型ダンパーがありました。

片側回線にはマルチホーンが装柱されています。

がいし製アームは装柱時、実験的要素もあったものと思われます・・

単に電線張替のついでに、劣化したがいしアームも交換したのかな・・


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