歴史鉄塔研究所
天竜東幹線
大同電力により建設され1929年12月に運転を開始した東京送電幹線が始まりです。
南向発電所(現在中部電力管轄)から松島変電所(当時は開閉所)を経由し大同東京(綱島)変電所まで286Kmで結んでいました。
しかし戦時中の昭和19年12月に
南向発電所〜松島変電所間(36.7Km)は電線のみ
綱島変電所〜田代幹線No327鉄塔間(66.5Km)は鉄塔及び電線
が供出のために廃止、撤去されて起点が松島開閉所となりました。
廃止に伴い併走していた田代幹線No327鉄塔で接続(田代幹線に)したようです。
また、綱島変電所〜田代幹線間が廃止される前の昭和17年4月には、同区間内の海老名市内(鉄塔約40基)と
横浜市保土ヶ谷区内(鉄塔約50基)で軍の施設建設のために移転の命を受けています。
(鉄塔新設のルート変更ではなく、移設先に解体した鉄塔を流用して組み直したようです)
近年に天竜東幹線から分断し改名された線 天竜南線
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