送電鉄塔なんでも事典21
撚架鉄塔
電線配列を変更している特殊な鉄塔です。
見た目の電線が複雑になっているので珍しい鉄塔でしょう。
交流送電している電線は、大地と電線の間に静電誘導電流が生じます。
静電誘導電流は大地に近い電線ほど多くなる特性があることから
電線の配列を一定区間(送電線の長さによる)で任意に変更して均一性を保っています。
普通の線路では電線の配列が上相、中相、下相、と縦配列装柱となっています。
この撚架鉄塔では右の下相(黄色)を上相に変更しています。
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