送電鉄塔なんでも事典13
紅白鉄塔
送電鉄塔に限らず高い建造物では航空法で定められ紅白塗装になっています。
紅白塗装は昼間障害標識といい全長に対して7段(下から赤、白、赤・・)で構成されています。
鉄塔の最頂部のみが赤塗装されているのも、昼間障害標識として赤塗装がされています。
航空法では高さ60mを越える建造物は紅白に塗装しなければなりません。
但し特例もあるので、飛行場の付近では60m以下でも紅白塗装は存在します。
山岳地帯等の送電鉄塔は、その鉄塔が建つ峰と同じと、みなして塗装が免除されている場合があります。
高い紅白鉄塔に隣接している鉄塔は塗装が免除されている場合があります。
鉄塔が高さ60m以下であっても谷越え等で水平電線が、それを上回る場合は鉄塔は塗装されています。
(電線にも標識(球体標識等)が設置されている)
また夜間用の航空障害灯の設置も義務付けられています。
60m以上の紅白 赤灯の点灯
90m以上の紅白 赤灯の点滅
120m以上の紅白 白の閃光※
(※ ストロボで昼発光し夜間は赤灯の点滅)
建造物の違い等により、上記に該当しない特例があります。
好みで紅白にしている訳ではありません。
航空法による規定によるものです。
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