送電鉄塔なんでも事典7
保安接地
鉄塔作業時に電線の誘導電流を接地するものです。
でもJP開放(無充電状態)して分断停止しているのなぜ誘導が来る(こともある)のでしょうか?
これは遠い雷や充電併架線路の廻り込みのための万が一の対策のためです。
電気が流れやすいところ(電線)での作業ですから当然といえば当然のことでしょう。
電線から腕金付近の接地板をケーブルで結びます。
接地板は導電性が高く輝いています。
地中線のケーブルヘットにはステップボルトのような型の接地接続棒があります。
この接地棒は鉄塔でも、たまに見かけます。
保安接地中は専用の旗を掲げます・・接地ヨシ!!
接地板と接地旗
腕金に付いた銀の板です(左上)
これは停電作業時に工事する該当鉄塔や前後の鉄塔で本線から板まで、そう、車の
バッテリーのブースターケーブルに似たケーブルを繋げ、誘導電圧等を逃がします。
上の板からジャンパー線(右の懸垂がいしの線)に白い線が接続されています。
接地旗
これを付けた場合に、黄と黒の接地旗を掲げます。
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