電源開発の鉄塔12
275KV只見幹線(増強)
南狭山変電所の若番側で只見幹線(2只見幹線2)の増強工事が行われています。
区間は只見幹線466号鉄塔から471号鉄塔までとなります。
只見幹線471号鉄塔です。
471号鉄塔より若番側の原型鉄塔が増強されました。
只見幹線471号鉄塔から若番側を望む。
増強鉄塔は3基で既設4基から1基除却(469号は欠番)となります。
只見幹線470号(旧)の解体鉄塔です。
この区間はわりと最近、鉄塔の塗装工事をしていたので増強に至るとは思いませんでした。
只見幹線470号(旧)の解体鉄塔の基礎部です。
電線の移線工事が終了して解体されました。
只見幹線470号(新)紅白鉄塔です。
只見幹線468号(新)紅白鉄塔です。
只見幹線468号(新)鉄塔の横に旧鉄塔が残っています。
新しい鉄塔は全て元位置ではなく別位置でスパン補正をしています。
新鉄塔はXT鉄塔(主材は十字材・アングル材を組み合わせた)のようです。
十字主材鉄塔は昭和40年後半の超高圧系に採用されていましたが鋼管鉄塔に代わりました。
近年、鋼管材(高張力)に劣らないアングル材の研究開発が進んだのでしょう。
アングル材だと鋼管の内部劣化検査などが不要になりトータルでコストが下がりそうです。
只見幹線467号(新)鉄塔です。
467号鉄塔は紅白塗装ではありません。
前後の鉄塔が紅白なので免除されたのでしょう。
只見幹線466号紅白鉄塔です。
466号鉄塔は平成4年の増強鉄塔です。
466号と470号鉄塔は同じ耐張鉄塔ですが10年の差は大きいです。
470号鉄塔のコンパクト化は歴然です。
只見幹線は電力会社間を跨いだ連係線です。
今後昇圧(275KV>500KV)も含めた利用価値が益々高まるでしょう。
増強前の只見幹線470鉄塔から若番側です。
一部(468号)下相がBT化されていることから地上高対策と連係整備からの増強でしょう。
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