東北電力の鉄塔13

青函トンネル線

  

津軽半島最北端、竜飛の66KV青函トンネル線です。

名称の通り青函トンネルに受電しています。

鉄道電力(電車等の電源)は154KV今別線が、隣町(今別町)のトンネル出入口で受電していますので

青函トンネル線の方は設備用(本州側)の電源と思われます。

なお、北海道側では同じく66KVの(北電)福島線がトンネル建設工事電源として建設され

トンネル完成後は設備用(北海道側)の電源線路に流用されています。

青函トンネル線は青森市より258基の鉄塔で受電しています。

(写真は258号最終鉄塔と受変電の建物・・右上が灯台)

竜飛は年中を通して風が大変強いことから、近年東北電力により風力発電施設(試験兼)が建設されています。

(写真は竜飛崎灯台から・・中央に風車があります・・右下が受変電の建物)

濃霧ですが・・中央の白いのが東北電力の風車です。

青函トンネル線254号鉄塔より三厩変電所(竜飛風力発電所併設)に1回線が受電しています。

(風力発電の発生電力を逆送していることも・・ある?)

腕金下段の1相のみブロッキングコイルが付けられていました(電力搬送波の重畳用?)

巨大な風車(30mあります)・・もちろん回っていました。

風車の横には「東北電力」と青いロゴが入っています。

竜飛風力発電は平成4年から実験が始まり、現在までに11基(1基は通産省)の

風車が建設され総出力3,375Kwとなっています。

近くには風力発電のPR館「竜飛ウインドパーク」と青函トンネルの資料館である

「青函トンネル記念館」(JR津軽海峡線、竜飛海底駅とリンク)があります。

あいにく両館とも冬期閉館中でした(4月25日〜11月11日のみ開館)

おまけ

 

晴れていると北海道が望める竜飛崎灯台と、珍しい階段の国道339号線です。

今回は悪天候で観光客は、ほとんどゼロ・・そんな中でカッパをはおりカブで灯台に

登って来た郵便屋さん(灯台に隣接した保安の建物に配達)・・凄いプロですね。

話しているといきなり”「津軽海峡冬景色」歌いたくならねっか”・・笑・・なりますね・・

ちなみに下北半島(東通原発予定地・・現在むつ幹線建設中の方面)にも風力発電があるそうです。


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