電気の史料館に行って来ました。

電気の史料館とは?

東京電力創設50周年の記念事業として

「明治時代より引き継がれた”電気作りの精神”を現代に伝え、次の時代に語り継いでいく」を

コンセプトにした”電力総合”のテーマパークです。

所在地及び交通

神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4−1東京電力技術開発センター敷地内

開館時間 10時〜18時(休館月曜) 入館料 大人500円 TEL 045−613−2400

電車 JR川崎駅西口よりシャトルバスあり

徒歩 JR南武線尻手駅より15分 (マイカー 無料地下駐車場あり)

川崎駅西口よりシャトルバスは無料  タクシーでは1000円程度です。

電気の史料館の建物(右)と川崎火力線の鉄塔

この敷地は技術開発センターが建設されるまでは京南変電所でした。

あの黒部幹線の最終変電所でもあり、運命的なものが、、(現在変電設備は地下)

主な展示構成

(記述はプログラムより転記)

1.オリエンテーションホール(視聴覚映像)

日本の電気の120年の歴史と、明治期から全国に広がって行く

電気点灯の様子を市町村別に大型マルチビジョンで紹介。

(これは凄い!)

2.電気の科学

静電気の発見から今日まで、電気に関する科学技術の

歩みと基本的な原理を紹介

3.日本人と電気の出会い

4.火力発電所による電力供給網の誕生と発展(明治中期〜)

小規模火力発電所により直流の電気を送り始めた時代から、

昭和初期までの火力発電技術などの変遷を紹介

5.水力発電と長距離送電のはじまり(明治末期〜)

長距離高圧送電技術の導入とともに水力発電技術が

発展していった様子を紹介

6.広域供給網の形成(大正期)

交流送変電技術の発達により電力ネットワークが

拡大していった様子を紹介

(旭変電所同期調相機 他)

7.電気と社会

明治期からの電気利用技術と、これに係わりの深い

配電技術を当時の時代背景とともに紹介

耐塩皿がいしも・・

8.ネットワークの形成と運用

電力事業固有の技術である電力ネットワークの形成や

需給運用の変遷、さらには系統保護技術などを紹介

9.発電所の大容量化・高効率化(戦後高度経済成長期)

急増する電力需要に対応した火力・水力発電技術の発達を紹介

10.電源の多様化とベストミックスの推進(戦後安定成長期)

電力の安定供給・経済性を考慮した

燃料・電源の多様化や、送電技術発達を紹介

11.原子力発電のあゆみ

原子力発電の黎明期から現在の最新技術までを紹介

12.電気は人なり

まもなく送電線関係展示品の写真があります。

これから行かれる方は見ないほうがいいです・・楽しみは史料館で・・


送電線関係展示品

塔ノ沢線と鬼怒川線の実物の鉄塔!ヘリ巡札や一般札まで付いてます。

鬼怒川線(手前)は噂?!のバンザイ鉄塔、、共に東電学園からの移設。

近い将来は○△線の◆×鉄塔も仲間入り・・かな。

猪苗代線(猪苗代旧幹線)や野中新線などの札と同、猪苗代線の懸垂がいし。

鉄塔アングル鋼材(国産or輸入)や特高用ピンがいし・・

がいしの説明に”日碍”なんてあるのはたまりませんね。

(日碍>日本がいし>NGKです)

66KV千南線などに見られる最新”避雷器”付きアークホーン カッコイイ

出ました!ガラスがいし!いい色してます。

真中のはヒダなしがいし・・鍋のふたではありません。

それにしてもダンパーとウエイトのデカイこと・・

重そー筋トレ用に欲しい・・

この他、、、導体スペーサ、V吊懸垂装置、那珂火力線の鉄塔鋼管の一部

電線、OFケーブル、変圧器、歴代マンホールの蓋、管路etc キリがありません。

是非”実物大の電気の歴史”を体感してみて下さい。

また行きたいですね、こんど送鉄見聞録で見学会でもやろうかな(笑)

注意 渋谷の電力館とは異なり”小さいお子様”には退屈かもしれません。


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