歴史ある幹線鉄塔24

55KV 桂川線 (現在は66KV)

 

1907年 建設

駒橋水力発電所から早稲田変電所まで76Kmで結ぶ(当時)

日本初の長距離送電線

当時の技術では55KVの超高圧を遠方に送るのは困難でしたので、正に送電技術革命だったと思われます。

この電力は早稲田変電所で11KVに降圧され各地区の配電変電所から更に3,3KVにて配電された模様で

これにより、上記の浅草火力発電所は予備発電所扱いとなったようです。

またこの頃から、石炭高騰の経済的諸事情等により市内の小規模火力発電から

遠方の水力発電へと転換がはかられていきます。

正に桂川線は現在の送電線のルーツと言っても過言ではありません。

※ 1925年頃には、殆ど(主に都心)が撤去された模様です。 

ルートは現在のJR中央線に並行していたようです。

現在は、八ッ沢線と同じく橋本変電所へと至っています。


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