千住火力と鉄塔

66KV北千住線22号です。

北千住線は次の23号が最終鉄塔で変電所となりますが

そこにはかつて千住火力発電所がありました。

千住火力発電所

1924年(大正13年)関東大震災の復興需要に対応するために

建設されました。

シンボルの4本の煙突は見る角度によって3本、2本そして1本と

本数が異なることから「お化け煙突」と親しまれ、昭和28年には

「煙突の見える場所」という映画が登場、また幾つかの漫画にも

登場しましたが、昭和39年11月に老朽化により解体されました。

現在跡地は変電所のほか東電の資材センターや社宅となっています。

隣の小学校の校庭には解体された煙突を利用した滑り台がありました。

滑り台は煙突の半分を使っていますが、高さが3mぐらいありましたので

煙突の内径は6mぐらいでしょうか?ちなみに煙突の高さは83mだそうです。

北千住線23号の最終鉄塔です。

千住火力発電所の白黒写真は

岩波書店発行・岩波写真文庫「電力」より転載

壁紙は「お化け煙突」のエピソードを紹介した1986年頃の新聞で女性は

映画「煙突の見える場所」に出演の田中絹代、共演は上原謙(加山雄三の父)

撮影協力 足立区立元宿小学校


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