癒し系統〜壱回線の世界〜

66KV 利根浄化線

66KV利根浄化線です。

利根浄化線の歴史は古く、戦前に軍事工場への供給を目的として建設されています。

工場が無くなった現在は竜ヶ崎変電所(主線66KV竜ヶ崎線)の系統になっています。

首都圏ではこのような線路(支持物)をもう、ほとんど見かけなくなりました。

線路の立地が平野部に位置し、スズラン装柱と言う特殊な支持と言うこともあって、ある意味、知名度のある線路となっています。。

利根浄化線54号です。

スズラン装柱の由来はズバリ、鈴蘭の容姿からきて(専門技術書に載っていた)います。

利根浄化線53号です。

こちらは利根浄化線の老番側にあたり、利根浄化線57号から66KV竜宗線6号鉄塔へと至っています。

画像奥の鉄塔が竜宗線6号鉄塔で線路は曲がっており、更に奥の紅白鉄塔は竜宗線5号(90.7Mもある)となっています。

竜宗線6号から曲がった(右方向の老番側)先には公設の利根浄化センター(汚水処理施設)があり、竜宗線が受電しているので

利根浄化線の線名は同施設への供給や竜宗線、竜ヶ崎線の系統に関係あるのかも知れません。

なお、上部の複導体は500KV印旛線です。

利根浄化線52号です。

利根浄化線では数年来、木柱をコン柱化に増強しています。

フランジから下部は径が異なっています。

利根浄化線51号です。

2連がいし装置を装柱した水平懸垂になっています。

若番側が水平装柱なので、スズラン装柱ではないのでしょう。

利根浄化線50号です。

2連耐張がいし、、重そうです。

水平腕金には鳥避けの花が。。

利根浄化線33号から老番側です。

利根浄化線31号です。

ここから若番側で、しばらく木柱のスズラン装柱が連続しています。

木柱は継柱しているので頑丈な支線が張ってあり、番号札の建設年度は昭和11年となっていました。

ぐっと若番側の利根浄化線3号です。

田畑を巡った利根浄化線も竜ヶ崎変電所付近では住宅に囲まれ建っています。

木柱も近いうちにはコン柱化してしまうでしょう。

・・まぁコン柱でも線路が残ればよいですね・・

天に向かって・・スズラン頑張れ・・何時までも!!


送電鉄塔見聞録へ

癒し系統TOPへ

まえへ

つぎへ

注意

 当サイト内の写真及び記述の無断使用、無断転載は固くお断りします。

必要な方は必ずご連絡下さる様お願いします。